Sponsored Links
2012年10月02日

東京駅駅舎復原と空中権

昨日、JR東京駅の(赤レンガの)丸の内駅舎の改修工事が終わり、リニューアルオープン日を迎えてTVでも盛り上がってましたね〜♪

tokyosta_1.jpg

この工事により、赤レンガ駅舎は約100年前(大正時代)の建設当時の姿に復原されたんですよね〜。
なんでも、戦火により2階建てで復興されたものを元の3階建てに、塔の屋根も八角→ドームに復原されたとのこと。

東京駅の設計者といえば辰野金吾氏ですよね〜。
お雇い外国人のドン ジョサイア・コンドルに師事し、彼の後任として(現在の)東大工学部の教授を務め、(現在の)日本建築学会を設立し、この東京駅駅舎ほか日銀本店、浜寺公園駅などを設計したことで有名ですね。

かつて建築を勉強していた身としては、これはぜひ見に行かなくては!w

tokyosta_2.jpg

やっぱりドームが目玉ですかね、銅板葺きの屋根がカッコいい。
これも経年とともに緑色に変色していくんですかね!?

tokyosta_draw.jpg
↑ビフォーアフターの立面図(クリックで拡大)

ただ、プロポーションとしては(写真で観る限りは)個人的には2階建ての方がよかったかも!?
以前は塔×低層棟の組み合わせってかんじで、復原後はボリューム感というか、存在感は増した印象ですが、オリジナリティは逆に薄まったのでは?

olseemus.JPG

↑これはセーヌ川沿いに立つオルセー美術館ですが、こうゆうヨーロッパならよく観られる建物に近づいたと言えなくもない。。。
って(時代的に)そうゆうのを模して造ってたんだから当たり前っちゃ当たり前の話ですがw

さて、今回の復原工事にかかった費用は総額500億円とか。
『ほぇ〜、JR儲かってんだなぁ〜』と思ったら必ずしもさにあらず。なんでも"空中権"を売却して費用を捻出したんだとか。
空中権? 聞き慣れない言葉ですが、要は東京駅の容積率を近隣施設に譲渡して、その代金で今回の工事が行われたとのこと。
今時の言い方で言うと「実質0円」ってことですかね(笑)

十数年前だったか、"赤レンガ駅舎を取り壊して、高層の駅ビルに建て替える"との計画が持ち上がり、それの反対運動が起きて存続が決まったわけですが、その高層化を諦めた故に、昔の姿に復原できたとは、なかなか皮肉の利いた話です(^^

→インテリア系ブログのチェックはこちら
posted by 市朗 at 20:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 建築系
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL